スマコチで ならまち・きたまち今昔ゆるり旅

スマコチで ならまち・きたまち今昔ゆるり旅

1300年前の重要な遺産が今も多く残る歴史のまち、奈良。

世界遺産・元興寺の旧境内を中心とする地域「ならまち」は、
寺社や町家のほか、カフェ、雑貨店などが点在し、街歩きにぴったりの観光スポットです。
一方、近鉄奈良駅の北側に広がる地域「きたまち」は、近年、個性的なカフェやショップも増え、
ならまち」に続く形で注目を集めている奈良の新しい観光スポットです。
そんな「ならまち」「きたまち」の昔の姿をご存知ですか。

この度、ならまち・きたまちの散策をよりお楽しみいただくため、再生古地図を2種類ご用意しました。
ひとつ目は、元興寺が広大な境内を持ち、全盛期を迎えていた「奈良時代」のならまち再生古地図。
ふたつ目は、町家が増え町人の町として栄えた「江戸時代中期」のならまち・きたまち再生古地図です。

平城京への遷都以来まちづくりが始まり、南都と呼ばれる社寺のまちから商業の街へ、
そして観光の街へと様々な時代背景の中で盛衰をくり返してきた「ならまち」。
かつて奈良の北の玄関口として活気溢れていたまち、そして現代では新旧の建物が入り交じり、
様々な時代の見どころを味わうことのできる「きたまち」。

今と昔の地図を見比べながら、スマコチで少しディープな歴史の旅へお出かけください。

スマコチ「スマホで古地図」のこと

Explore the History 再生古地図

再生古地図や鳥瞰図、スマコチ(スマートフォンで閲覧できるデジタル再生古地図)は、オンラインストア「時の旅ミュージアム」で購入できます。
再生古地図を片手に、今と昔の街の様子を見比べながら歩くと、より深く散策が楽しめます。
デジタル上で地図を楽しむスマコチは、旅のおともに。
紙の再生古地図は、コレクションや旅の思い出に。ぜひご利用ください。

本ウェブページに掲載の地図、写真、図版等を無断で複写することや転載することを禁じます。

お手持ちのスマートフォンやタブレットなどで、再生古地図サンプルと現在の地図が閲覧できます。

デジタル再生古地図 (奈良時代)外部サイトを開く

インターネット環境が必要です。

切り替えボタンで各種地図を表示します。

位置情報を許可することで現在地を表示しながら街歩きを行うことができます。

Explore the Spots 再生古地図で巡る
お立ち寄りスポット

  • 猿沢池 イメージ

    猿沢池

    奈良公園にある様々な伝説や伝統行事の舞台になっている周囲360メートルの池。世界遺産「興福寺」の南側にあり「ならまち」の入り口ともいえます。池の外周は歩けるようになっており、南西にはベンチなどが設置されています。近くにカフェもあるのでテイクアウトしたドリンクを片手に、池を眺めながらのんびり過ごすのもおすすめです。

  • 真言律宗 元興寺 イメージ

    真言律宗元興寺

    世界遺産のお寺。 前身は、6世紀末、蘇我馬子によって飛鳥の地に開かれた日本最初の本格的伽藍である法興寺(飛鳥寺)です。 平城遷都に伴い現在地に新築移転し、名を元興寺と改めました。 現在の「ならまち」は、その元興寺の境内地の一部だったほど、壮大な伽藍を誇りました。 当時の僧坊を鎌倉時代に改築した極楽堂と禅室(いずれも国宝)の屋根の一部には、日本最古の瓦も見ることができます。

  • 華厳宗 元興寺 イメージ

    華厳宗元興寺

    中院町にある真言律宗 元興寺は、僧坊(極楽坊)の遺構に由来することに対し、元興寺の塔と観音堂の遺構に由来するのが、芝新屋町所在の華厳宗 元興寺。 境内では、少し小高い場所に大塔(だいとう)と呼ばれる五重塔の塔跡を見ることができます。 塔跡は国史跡に指定されており、礎石(そせき)がほとんどそのままの形で残っています。

  • ならまち格子の家 イメージ

    ならまち格子の家

    江戸時代末から明治時代にかけて、「ならまち」に点在した町家をモデルに細部まで忠実に再現して建てられた施設です。狭い間口に深い奥行きの建屋には、梁(はり)や箱階段、土間、竈(かまど)など当時の生活を垣間見られる仕掛けがたくさんあります。施設内には、ならまちの散策マップやお店紹介のマップも設置してあり、ならまち観光の情報収集の場としてご利用いただけます。入場無料、お手洗いや腰掛けベンチなどもあるので、散策中の休憩スペースとして立ち寄ってみては。

  • 庚申堂 イメージ

    庚申堂

    ならまちに根づいた庚申信仰の中心地、西新屋町にひっそりと建つお堂。青面金剛(しょうめんこんごう)が祀られおり、地元の人から「庚申さん」と呼ばれて親しまれています。ならまちを歩くと、軒先に赤いぬいぐるみが吊るされているのをよく見かけます。これは「庚申さん」の使いの猿をかたどったお守りで、災いを代わりに受けてくださることから“身代わり申”と呼ばれています。庚申堂から北にすぐの位置にある「奈良町資料館」で購入することもできます。

  • 奈良女子大学 イメージ

    奈良女子大学

    女子高等教育の伝統を持つ西日本唯一の国立女子大学。江戸時代、この場所は奈良奉行所でした。奈良の町は幕府の直轄地であり、その町政の中心だったのが奈良奉行所です。敷地の広さが東西93間(約165メートル)、南北93.5間、面積が8,700坪もあり、大坂町奉行所の約3倍、京都町奉行所の約1.6倍の広さでした。奈良奉行所は際立って大きな奉行所で、その大きさから、徳川家康はこの地に城を築こうとしていたのではないかという説もあるようです。

  • 旧細田家住宅 イメージ

    旧細田家住宅

    奈良県指定有形文化財。構造が簡単なことや、土間と仏間の境を壁で仕切って閉鎖的にしている点などから、江戸時代中期の建築とみられます。奈良市内の農家住宅のなかでは最も古いものの一つといわれています。普段屋内は一般公開されていませんので、見学希望の方は、奈良市文化財課(0742-34-5369)へ事前にご相談を。

  • 転害門とTEGAIMON CAFE イメージ

    転害門とTEGAIMON CAFE

    転害門(てがいもん)は、きたまちの東端、正倉院の西に位置し、かつて東大寺境内の西側にあった3つの門のうち現存する唯一の門です。天平時代の東大寺の伽藍建設を想像できる遺構をそのままに残しており、国宝に指定されています。
    その転害門の向かいに構えるのが、その名も「TEGAIMON CAFE(テガイモン カフェ)」季節のフルーツをまるごと搾ったフレッシュジュース専門店です。築100年以上の建物を改装した店内で、転害門を眺めながらゆったりした時間を過ごせます。テイクアウトも可能です。

  • 裏参道 イメージ

    裏参道

    大仏殿の裏側・北側方面から東大寺二月堂へ続く参道です。定番の観光ルートとしてあまり紹介されていないこともあり、「裏参道」と呼ばれています。この参道は、石畳と石段で作られおり、ゆるやかな坂道沿いに風情のある土塀が続き、その景観はまるで昔にタイムスリップしたかのよう。静かに散策を楽しむなら、あえて定番コースを通らず裏参道を歩いてみるのもおすすめです。

  • 二月堂と夕景 イメージ

    二月堂と夕景

    東大寺大仏殿などのあるエリアからは少し離れた、東大寺の北東部に位置する大規模な国宝の仏堂。「お水取り」の名で知られる修二会は、ここで行われており、火の粉を散らすダイナミックな光景が全国的にも有名です。東大寺二月堂は山麓に建ち、大和平野を一望できる舞台の作りになっています。特に夕暮れ時に訪れるのがおすすめ。夕陽に映える東大寺大仏殿や奈良の街並みを見下ろすことができます。いにしえより変わらぬ風情を味わいながら贅沢な時間をお過ごしいただけます。

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