2024/3/14
スパイス&スパイス料理の流行は、トレンドから定着へ。
それは、古よりスパイス文化とつながってきた奈良もしかりなのです。
食欲や免疫力を高めてくれるご当地グルメを、いただきます!
2022年にきたまちからならまちへ移転オープン。話題のネパールカレー・ダルバート専門店。
全国各地のスパイスカレーを食べ歩いた店主が、日本人に喜ばれるようメニューの構成や味、見た目をアレンジ。
定番の菩薩チキンと気まぐれカレーはどちらもスパイスの刺激は控えめ。 豆のスープ「ダル」とともに旬の野菜を15種類以上使った副菜を混ぜて味わって。
カレー2種(菩薩チキン/気まぐれ)、豆スープ、野菜のおかず、ライス付きの「ダルバート」
📍奈良市薬師堂町21
☎なし
㊡月曜・火曜
🅿なし
🌎https://bosatsucurry.com/
甘くてエキゾチックな香りが特長の五香粉(ごこうふん)をベースに、20種類のスパイスをブレンドするスープカレーのお店。
鶏ガラと豚ガラ、野菜の旨みを凝縮した出汁に、玉ねぎと蜂蜜、果物の甘みを加えて深みのあるスープに。
辛さはもちろん、オリジナル、ココナッツやエビなどからスープを選べます。薬膳コーディネーターの店主が選ぶ季節の野菜入りの「薬膳スープカレー」がおすすめ。
柔らかな骨付きチキンレッグ入りの「薬膳チキンスープカレー」
📍奈良市南市町8-1
☎0742-93-3199
㊡木曜・金曜(祝日は営業)
🅿なし
🌎https://8nosu-curry.com/
古民家を改装した居酒屋で、ひと手間加えた一品料理や日本酒が充実。家庭のカレーが好きでスパイス遣いを追求するようになった店主が、お酒に合うスパイス料理を提案しています。
スパイス串焼きなど種類豊富で、マサラおでんは昆布と鰹の出汁にココナッツミルクやホールのスパイス、自家栽培のカレーリーフなどを入れて煮込んでいます。後からくるスパイシーさは魅惑的。
大根、ちくわ、卵など7種の「マサラおでん」は辛さ控えめ。
📍奈良市南市町16-2
☎0742-81-3932
㊡月曜・火曜/金曜のランチ
🅿なし
🌎https://saketosakana-nakamura.net/
店主が住んでいた築140年以上の置屋だった建物を生かしたカフェ。防空壕や蔵、土間とアートが融合した空間が人気です。
メニューは「おいしくて美容と健康にいいもの」をテーマに、一口サイズのお餅が入った「チャイティーお汁粉」などを提供。シナモンやコリアンダーなど約10種のスパイスを使い、爽やかなスパイシーさが効いたチャイとまろやかなこしあんがマッチしています。
アメリカのアンティークカップが個性的な「チャイティーお汁粉」。
📍奈良市元林院町8
☎050-1112-7867
㊡月曜
🅿なし
🌎https://www.instagram.com/rokkanroom/
以前あやめ池にあった名店「プラーナ」で修業した店主が、その技術を引き継ぎオープン。築100年以上の古民家で味わえるのは、丁寧に炒めた玉ねぎの旨みを生かしたカレー。 キャラウェイなど約10種類のスパイスを使っていますが、控えめで優しい味わいに仕上げられています。チキンカレーのほかにエビカレー、気まぐれカレー(なくなり次第終了)もあり。あいがけも可能。
選んだカレーが値段そのままでミニドリンク付きになる「ミニカレー」がおすすめ!
📍奈良市西笹鉾町13
☎なし
㊡日曜・月曜、不定休あり
🅿なし
🌎https://www.instagram.com/tsuru_curry/
パリなどで修業したシェフが地産地消にこだわり、素材を生かしたスイーツを送り出すパティスリー。シェフは薬膳コーディネーターの資格も取得し、奈良で老舗の菊岡漢方薬局とコラボしてパウンドケーキを開発。
ドイツの伝統菓子パン・デピスからインスピレーションを得たケーキは、シナモンやクローブなどオリジナルブレンドの五香粉が使われ、オリエンタルな風味が楽しめます。
五香粉を練り込み、杏子のジャムでコーティングした「菊岡漢方スパイスケーキ」。
📍奈良市杉ヶ町73
☎0742-22-0050
㊡不定休
🅿あり
🌎https://karaku-patisserie.studio.site/
和洋問わず、ハーブを使ったメニューやスイーツはバラエティ豊か。
そこからは、店主ならではの工夫と優しい心遣いが感じられます。
グルテンフリーで卵、乳製品、白砂糖も不使用の焼き菓子が評判のお店。スパイスやハーブを「香りや色、栄養もあってお菓子の幅を広げてくれる素材」として巧みに使い、個性的な焼き菓子をオリジナルで提供。
ヴィーガンマフィンなど焼き菓子のほか、スパイスやハーブを組み合わせた甘酒、オリジナルカレー粉なども秀逸です。
ローズマリー&キャラウェイの「ヴィーガンマフィン」。
📍奈良市西大寺東町2-1-4
☎なし
🕐11:00~18:00
㊡日曜・月曜・火曜
🅿なし
🌎https://laccola.wixsite.com/laccola
自然農法の田畑で育つ食材を使ったフードセラピー(食事療法)に基づくメニューが人気。食品添加物や動物性食材を使わず、奈良県産の素材にこだわり創作された料理ばかりで、
大和当帰の生の葉とトマトを煮込んだスープ、玄米麺を組み合わせた「大和当帰とトマト味のオリジナル玄米麺スープパスタ」は優しい味わい。
カウンセリング付きの「オリジナルハーブブレンド(HOT)」もあります。
📍奈良市東向南町5-1 井上ビル2F
☎0742-24-7156
㊡不定休
🅿なし
🌎http://www.nl-kururu.com/
築160年の町家で明治8年創業の呉服店が運営する甘味処。吉野山の老舗「葛の元祖 八十吉」の吉野本葛を100%使用して作る葛きりや葛もちは、品のある美しさ。
注文を受けてから手作りするため、滑らかなのどごしと歯ごたえがおいしさの秘訣。葛きりを黒蜜で味わった後は、氷を入れて黒蜜水として楽しむのがおすすめです。
作りたての透明感とつるりとした食感が楽しい「葛きり」。
📍奈良市高御門町2
☎0742-26-3888
㊡水曜・木曜(祝日の場合は営業)
🅿なし
🌎https://www.nizuka.com/naramachi.htm
2023年8月に開業した話題のホテル「紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良」の敷地内にある茶寮。
江戸時代末期に建立された旧興福寺子院「世尊院(せそんいん)」を改修したお店で、大きな窓からは自然豊かな庭が眺められます。本葛を使ったデザートや大和当帰を使用したお茶、スパイスを効かせたカレーやラテなども人気。
奈良の素材を生かした「小さなアフタヌーンティーセット(ドリンクフリーフロー付き)」。
📍奈良市登大路町63
☎0742-93-6558
㊡無休
🅿なし
🌎https://www.mt-restaurant.com/zeze/
※当記事は観光情報誌『ならり』vol.36からの抜粋です。掲載内容は2024年2月現在のものです。
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