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コラム

奈良のソウルフード茶粥Q&A

2023/4/3

約1200年の歴史を持つ「おかいさん」と呼ばれる奈良の茶粥

茶粥を提供し続けて約60 年。昭和38 年創業時には興福寺の境内地にあり、現在はならまちで店を構える「塔の茶屋」の店主・河瀬ゆりさんに、奈良名物の茶粥について伺いました。

 

※掲載している価格はすべて税込価格(イートイン、またはテイクアウト時)です。

 

 

 

 

 

Q. そもそも茶粥とは?

 

奈良の茶粥は、もともと寺院で食されていたことにはじまります。それが庶民にも広まり「大和の朝は茶粥で明ける」と言われるほど、古くから奈良の朝ごはんの定番となりました。

 

 

Q. 奈良の茶粥の特徴は?

 

奈良の茶粥は、粘り気がなくサラッとしているのが特徴です。ほうじ茶を使うのが一般的で、木綿の茶袋に入れたお茶を煮立て、強火で10~15 分炊くと「ハナが咲く(米が開く)」と呼ばれる状態になります。水分を含んで米の表面がはち切れる様子が、炊き上がりの目安です。

 

 

Q. 塔の茶屋の茶粥の特徴を教えて

 

ほうじ茶の茶粥とは違い、抹茶の原料となる碾茶(てんちゃ)を使用しているので、当店の茶粥はきれいな若草色をしています。お茶の味がしっかりと染みているのにサラサラっとした味わいに仕上がるのは、門外不出の秘密のレシピです。かつて寺院で僧侶が使用していた粥食器の古美術品を得た先代が、黒漆桶で新たに再現して弁当に見立てたのが、当店の名物「茶がゆ弁当」(2,530円)です。

 

 

 

 

 

塔の茶屋
📍奈良市南城戸町18
☎0742-22-4348
🕐11:30~16:00 ※夜は予約制(懐石のみ)
㊡火曜(祝日の場合は営業)
🅿なし

 

 

 

 

 

※当記事は観光情報誌『ならり』vol.34からの抜粋です。掲載内容は2023年3月現在のものです。

 

 

 

 

 

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