奈良の大仏さまで知られる奈良時代創建の代表的な寺院で、都である平城京に全国の国分寺の中心として建立されました。
大仏殿は世界最大級の木造建造物です。
天平15年(743)に聖武天皇が生きとし生けるすべてのものが栄えるようにと願い、盧舎那大仏(るしゃなだいぶつ)造立の詔を発し、
天平勝宝4年(752)に大仏さまは開眼されました。以降次々と堂塔が建造され、40年近くかけて伽藍が整いました。
都が移ったあとも大仏さまの寺として朝野の篤い信仰を集めました。
しかし、治承4年(1180)平重衡の軍勢によって大仏殿をはじめ伽藍の大半を失いました。
重源上人によって再興されましたが、永禄10年(1567)の三好・松永の乱で、わずかな建物を残して再度焼失してしまいます。
現在の伽藍の多くは公慶上人らによって江戸時代に再興されたものですが、法華堂や転害門、南大門をはじめ、
各時代を代表する国宝建造物を含む多くの文化財を伝えています。
基礎情報
住所 | 〒630-8587 奈良市雑司町406-1 |
---|---|
アクセス | JR奈良駅・近鉄奈良駅から、市内循環バス7分「東大寺大仏殿・春日大社前」下車、徒歩5分 |
問合せ | 0742-22-5511 (東大寺) FAX:0742-22-0808 |
バリアフリー | 大仏殿入口西側に男女別 身障者用トイレ。大仏殿内に車椅子用スロープ。 |
リンク | 東大寺公式ウェブサイトhttp://www.todaiji.or.jp/ |
休業日 | 無休 |
拝観・入館
料金(個人) | 【対象期間】令和6(2024)年4月1日~ 大人(中学生以上):800円 小学生:400円 |
---|---|
料金(団体) | 【対象期間】令和6(2024)年4月1日~ 一般団体(大学生以上、30名以上):700円 高校生団体(30名以上、但し教職員は無料):500円 中学生団体(30名以上、但し教職員は無料):400円 小学生団体(30名以上、但し教職員は無料):200円 |
身障者割引 | 【対象期間】令和6(2024)年4月1日~ 障害者手帳持参で大人(中学生以上)400円、小学生200円 介添の方1人、同上 |
高齢者割引 | 奈良市 ななまるカード(老春手帳)持参で無料 |
その他 | 料金は、大仏殿・法華堂・戒壇堂・東大寺ミュージアム それぞれで必要です。 |
時間 | 【大仏殿】 4月~10月:7:30~17:30 11月~3月:8:00~17:00 【法華堂(三月堂)・戒壇堂】 通年 8:30~16:00 【東大寺ミュージアム】 4月~10月:9:30~17:30(最終入館17:00) 11月~3月:9:30~17:00(最終入館16:30) |
見どころ
行事 | 除夜の鐘 1月1日 0:00~ 初詣 1月1日 0:00~8:00 修正会 1月7日 13:00~ 節分行事 2月3日 10:00~(豆まき14:00) 修二会(しゅにえ) 3月1日~15日 だったん帽 3月15日 仏生会 4月8日 8:00~ 聖武天皇祭 5月2日 13:00~ 山陵祭 5月3日 9:00~ 献茶式 5月3日 11:00~ 解除会(けじょえ)7月28日 8:00~ 大仏さまお身拭い 8月7日 7:00~9:30(一般拝観は7時30分~) 功徳日(およく) 8月9日 大仏殿万灯供養会 8月15日 19:00~22:00 大仏さま秋の祭り 10月15日 10:00~ 仏名会 12月14日 8:30~12:00 方広会 12月16日 |
---|---|
花だより | 馬酔木:2月~4月 さるすべり:7月~9月 |
国宝 | 南大門 ・二月堂・法華堂(三月堂) ・金堂(大仏殿) ・転害門 ・鐘楼 ・開山堂 ・本坊経庫 ・執金剛神立像 ・良弁僧正坐像 ・重源上人坐像 ・法華堂梵天・帝釈天立像 ・不空羂索観音立像 ・法華堂四天王立像 ・法華堂金剛力士立像 ・日光・月光立像 ・戒壇堂四天王立像 ・南大門金剛力士立像 ・誕生釈迦仏立像・潅仏盤 ・僧形八幡神坐像 ・盧舎那仏坐像・弥勒仏坐像(平成27年指定)・金銅八角燈籠・梵鐘・葡萄唐草文染韋・花鳥彩絵油色箱・絹本著色倶舎曼荼羅・紙本著色華厳五十五所絵巻・賢愚経巻第十五・東大寺文書・金堂鎮壇具 |
特別開扉 | 10月5日 僧形八幡神坐像 勧進所八幡殿 10月5日 五劫思惟阿弥陀如来坐像 勧進所阿弥陀堂 10月5日 公慶上人坐像 公慶堂 12月16日 良弁僧正坐像 開山堂 12月16日 執金剛神立像 法華堂 7月5日・12月16日 重源上人坐像、阿弥陀如来立像、愛染明王坐像 俊乗堂 |