Course 01
仏教の力で国の平和を願った聖武天皇ゆかりの地と、祈りの聖地春日大社を巡るコース
東大寺南大門
東大寺大仏殿
東大寺法華堂(三月堂)
東大寺二月堂
春日大社
コース総距離:6.7km
所要時間:約80分(見学・拝観時間を除く)
鎌倉時代、重源の勧進により復興される。門を守る金剛力士立像は同じく、鎌倉時代に運慶を中心とする慶派仏師たちが69日という短期間で制作したもの。後の金剛力士像の典型となる。
南大門近くの東大寺総合文化センター内には東大寺ミュージアムがあり、国宝や重要文化財の仏像が展示されている。
本尊・廬舎那仏座像(大仏)が鎮座する世界最大級の木造建築で江戸時代の再建。創建当時の建物幅は90m近かったという。再興をくり返した大仏の台座連弁と仏体の一部に奈良時代のものが残る。頭部は江戸時代に修復されたもの。
奈良時代の正堂と鎌倉時代の礼堂との調和が美しい。本尊は不空羂索観音立像。日光・月光菩薩立像は東大寺ミュージアムに安置。
二月堂の名は旧暦2月に伝統行事「修二会(お水取り)」が行われることから。修二会は752年創始以来一度も途絶えることなく続く。二月堂の舞台からは東大寺境内を眼下に、生駒山まで遠望できる。
平城京遷都にあたり、平城京鎮護のために、御蓋山麓の聖域に鹿島神を招来した社。主祭神4柱のほか摂社、末社合わせて61社の神々を祭祀。称徳天皇の勅命により768年に社殿を造営したことをもって創建とする。
敷地内の国宝殿には平安時代以降、貴族や武士から奉納された舞楽面や装束・楽器類、刀や鎧など、3,000点以上の宝物を収蔵。「平安の正倉院」とも称されている。