2025/3/1(土)~14(金)
1270年以上、1度も絶えることなく続く東大寺の伝統行事。令和7年で1274回目を迎えます。二月堂の本尊である十一面観世音菩薩に、参籠(さんろう)する僧侶が人々に代わり自他の過ち(あやまち)を懺悔し、国家の安泰と万民の豊楽などを祈ります。現在、3月1日より2週間にわたり行われていますが、もとは旧暦の2月1日から行われていたことから、二月に修する法会という意味で「修二会」と呼ばれています。また二月堂の名前の由来でもあります。
12日深夜(13日の1:30頃)には、若狭井(わかさい)という井戸から観音様にお供えする「お香水(おこうずい)」を汲み上げる儀式「お水取り」が行われます。また、この行を勤める練行衆(れんぎょうしゅう)と呼ばれる僧侶の道明かりとして、毎晩19:00(12日は19:30、14日は18:30)から、童子(どうじ)と呼ばれる人が長さ6mもの大松明を担いで二月堂へ送る「お松明」が行われます。参拝者の頭上に火の粉を散らしながら童子が舞台を回る光景は圧巻です。「お水取り」が終わると奈良に春が訪れると言われるほど、古くから奈良の人々に親しまれる行事です。
※令和7年(2025)の修二会のお松明等の拝観は、下記の通り一部制限されます。状況により、今後さらに内容が変更される場合があります。詳しくは東大寺公式ウェブサイトをご覧ください。
【3/1(土)~3/14(金)※3/12(水)を除く】お松明は、基本的に拝観可能ですが、拝観の場所には限りがあります。二月堂下芝生や広場の人数が一定数以上になれば、以降お越しの方は第2拝観所へ誘導されます。第2拝観所も同様になれば、以降はお松明がご覧いただけません。局(つぼね)での聴聞は可能ですが、満席になる場合があります(ただし私語はお控えいただき、マスクの着用を推奨します)。
【3/12(水)】お松明は、順次移動しながらの拝観となります。第2拝観所が満員になった場合は、お松明がご覧いただくことが出来ません。混雑が見込まれるため、参拝は極力お控えください。局での聴聞は関係者限定となります。
基礎情報
住所 | 〒630-8587 奈良市雑司町406-1 |
---|---|
アクセス | JR奈良駅・近鉄奈良駅から 市内循環バス「東大寺大仏殿・春日大社前」下車、徒歩5分 または近鉄奈良駅から徒歩約20分 |
問合せ | 0742-22-5511(東大寺) |
リンク | 東大寺公式ウェブサイトhttps://www.todaiji.or.jp/ |