聖徳太子が平群に建てた「熊凝精舎(くまごりしょうじゃ)」がその草創といわれています。飛鳥の藤原京で百済大寺、大官大寺となり奈良時代に現在の地に移り大安寺となりました。南都七大寺のひとつに数えられ、平城京の左京六条四坊から七条四坊にまたがる広大な寺域を占め、わが国最古の官大寺として大安寺式の大伽藍を誇っていました。境内の南に残る東西2つの塔跡に昔日の威容を偲ぶことができます。奈良時代には、東大寺大仏開眼の大導師をつとめたインド僧 菩提僊那(ぼだいせんな)など歴史に名を留める僧が多数在籍し、887人もの学僧が居住して勉学修行に励んでいたと伝わっています。また、旧境内の一部には史跡 杉山古墳・杉山瓦窯跡群があります。
創建当時の伽藍は消失していますが、近年、天平伽藍の復元CG映像が公開され注目されました。寺には大安寺様式といわれる奈良時代の木造十一面観音立像、木造四天王立像、木造不空羂索観音立像、木造楊柳観音立像(いずれも重文)など9体の天平仏が安置されています。
基礎情報
住所 | 〒630-8133 奈良市大安寺2-18-1 |
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アクセス | JR奈良駅・近鉄奈良駅から「大安寺・白土町・シャープ前」行きバス10分「大安寺」下車、徒歩10分。 |
問合せ | 0742-61-6312 (大安寺) FAX:0742-61-0473 |
リンク | 大安寺公式ウェブサイトhttps://www.daianji.or.jp/ |
休業日 | 12月31日 |
駐車場 | 普通車 |
拝観・入館
料金(個人) | 大人:600円 高校生以下:300円 ※令和5年4月13日(木)~ 新宝物殿一般拝観開始 【特別拝観・特別展】 大人:800円 高校生以下:400円 |
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料金(団体) | 上記の1割引(30人以上) 【特別拝観・特別展】 上記の1割引(30人以上) |
時間 | 9:00~17:00(最終受付16:00) |
見どころ
行事 | 光仁会(こうにんえ)がん封じ笹酒祭り: 1月23日 弘法大師 正御影供(しょうみえく): 4月21日 竹供養とがん封じ笹酒夏祭り: 6月23日 |
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花だより | 桜: 4月上旬 10本 平戸つつじ: 5月上旬 藤: 5月上旬 さざんか:11月~12月 |
特別開扉 | 3月1日~3月31日: 馬頭観音立像 10月1日~11月30日: 十一面観音立像 |