2022/11/14
In autumn, the many trees in Nara Park, including cherry, maple, and ginkgo, form a glowing tapestry, a visually stunning display of colour. A timeless scene to wander through, camera in hand. Covering more than about 1,600 acres, wherever you stop to admire the autumn colour in the park you’ll see a different aspect. The many faces of Nara are waiting to be enjoyed, including the Nara Palace Site Historical Park, where you’ll experience something of what the ancient Nara Period (710-784) must have felt like.
The Nara Park area is at the sightseeing heart of Nara. Routes which take in spots famous for their autumn colour include visits to Tōdaiji Temple, Kōfukuji Temple, and Kasuga Taisha Grand Shrine. Suggested routes can be done in reverse.
JR奈良駅、近鉄奈良駅を降りて、興福寺を参拝した後は、春日大社すぐそばの浅茅ヶ原園地(奈良公園内)にある「浮見堂」を目指しましょう。鷺池(さぎいけ)に浮かぶ六角形のお堂「浮見堂」周辺には紅葉が立ち並び、池に映り込む紅葉も格別。鹿、浮見堂、紅葉の共演にフォトジェニックな1枚が撮れるはずです。
春日大社を参拝し、東大寺へ。8メートルを超える巨大な仁王像が出迎えてくれる南大門をくぐり抜け、参道をすすむと大仏殿にたどり着きます。大仏様(盧舎那仏)にお参りしたら、大仏殿裏にある大仏池周辺を散策してみて。池の周辺をイチョウやカエデなどが鮮やかに彩り、大仏殿を借景に春日山、若草山、御蓋山が稜線を並べるビュースポットです。
東大寺境内には、もう一つの紅葉スポット「東塔跡園地」も。ここは、創建当初(奈良時代)にあった高さ約70メートル以上の東西2つの七重塔のうち、東塔の跡地。現在は、大きなイチョウの木があり、辺り一面を黄色く染めます。塔は治承4年(1180)の兵火で焼失した後に再建されましたが、康安2年(1362)の落雷で再び焼け落ちたため、塔跡のみが残っており、静かに往時の姿を偲ばせます。
※令和8年まで調査工事のため、二月堂参詣道が通行止め。「東塔跡園地」立ち入り不可
東大寺を参拝した後、JR・近鉄奈良駅方面へ向かうと、奈良を代表する池泉回遊式庭園である「名勝依水園」が見えてきます。
江戸前期に築かれた「前園」と明治期の「後園」の2つの庭園からなり、海運業を営んだ中村家3代が収集した古代中国、朝鮮などの陶磁器類や日本の茶道具類を収蔵・展示する「寧楽美術館(ねいらくびじゅつかん)」も併設。庭園内では、真っ赤に燃えたようなドウダンツツジやイロハモミジとともに二季咲きする十月桜も楽しめます。「前園」内の三秀亭では、食事や抹茶も頂けるので、ほっと一息。
定番コースにプラスして、さらに奈良の歴史や魅力に触れたい方は、3つのルートで市内を循環する「ぐるっとバス」の大宮通りルートで「国営平城宮跡歴史公園」へ。総面積132ヘクタールの広さを誇る同公園は、奈良時代の都跡であり、遺跡の保存と一部復原が行われています。
なかでも、称徳天皇の時代に宴会や儀式を催した庭園を復原した「東院庭園」は、復元建物の朱色と紅葉の共演が華やか。
その他、万葉集にも登場するイネ科ススキ属の植物の一種「オギ」が一面に広がるオギ原も。秋風にそよぐ銀色のオギの穂と復原された朱雀門(すざくもん)が織りなす風景は、まるで奈良時代へタイムスリップした気分になります。
せっかくなら、車で30分ほど、少し足をのばして県内屈指の紅葉の名所を訪れてみませんか?「正暦寺」は、古くから「錦の里」と呼ばれ、3千本以上の紅葉が境内を赤く染め上げます。平安時代の創建ですが、ご本尊は、飛鳥時代の白鳳仏で秘仏の『薬師如来倚像』(国重文)。紅葉シーズンにあわせて秋季特別公開されます。(2022年11月3日~12月4日) 普段は公共交通機関の運行がありませんが、紅葉シーズン(2022年11月12日~27日)の土・日・祝日のみ、奈良交通バスの臨時便がJR・近鉄奈良駅から出ているので利用してみて。
菩提山真言宗大本山 正暦寺
詳細はこちら▶ https://narashikanko.or.jp/spot/temple/shoryakuji/
2022年秋季特別公開
11月3日~12月4日まで(9時~17時)16時30分受付終了
※福寿院・本堂の建物内からの撮影機器(カメラ・スマホ等)を使用しての撮影は禁止
※11月12日~27日の土・日・祝日のみ、JR奈良駅と近鉄奈良駅から、奈良交通株式会社より臨時バスが運行
仏像ファンにおすすめなのが、人里離れた柳生街道沿いにある平安時代創建の名刹「円成寺」。同寺には、鎌倉時代の天才仏師・運慶の最初期の作として知られる国宝「大日如来坐像」がまつられています。その他にも、ご本尊「阿弥陀如来坐像」(国重文)をはじめとする平安~鎌倉期の様々な美仏や、楼門前にある美しい浄土式庭園と紅葉のコラボレーションなど見どころがいっぱいです。
真言宗御室派 忍屈山 円成寺
詳細はこちら▶ https://narashikanko.or.jp/spot/temple/enjouji/
※バスの本数が少ないため、あらかじめ時刻表をお確かめの上お出かけください