奈良のおすすめお土産24選。名物や定番、人気の奈良みやげをご紹介!
柿の葉寿司に奈良漬、葛餅などの和を感じる食べ物や、歴史ある伝統工芸品も豊富な奈良。
旅行で訪れた際には、ぜひともお土産に買って帰りたいですよね。
この記事では、食べ物から工芸品まで、奈良で定番のおすすめお土産をご紹介します!
柿の葉寿司や葛餅などは、お店で食べてみて、お気に入りを見つけてからお土産に購入するのもオススメです。

奈良みやげにピッタリ!定番のおすすめお土産~食べ物・飲み物~
1.柿の葉寿司
「奈良の寿司」といえば、柿の葉寿司が代表的。サバや鮭などの魚を塩で締め、柿の葉で包んだ押し寿司で、柿の葉の香りがお寿司の酸味をふんわりと包み込んでくれます。お土産として持ち帰った際には、オーブントースターなどで少し温めて食べるのも◎
由来については諸説ありますが、その昔、海から遠く離れた奈良の山里では海産物が非常に貴重であり、保存して食べるために「塩でしめ、柿の葉で包み乾燥を防ぐ」といった調理方法が編み出されたとされています。
2.奈良漬
奈良を代表する香の物である奈良漬は、日本酒づくりの過程で作られた酒かすに、塩漬けにした野菜を漬け込んだ料理。その歴史は古く、平城京出土の木簡には「加須津毛」(かすづけ)の名前が記されており、1300年以上前から食されていたのだとか。
酒かすに「複数回」漬けこ込むことで日本酒の香りや米の旨味が野菜に染み込み、噛めば噛むほど美味しさが溢れだしてきます。使われる野菜は、シロウリ、なす、きゅうり、すいか、すもも、しょうが、だいこん、にんじん、にんにく、などバリエーション豊富。味付けもラー油、激辛みそ、塩だれなどとあるので、お気に入りの奈良漬を見つけてください♪
3.吉野葛
夏の和菓子として代表的な、葛餅などに使われる「葛」。中でも、奈良県吉野市などでとれる吉野本葛は、江戸時代中期ごろから食べられている伝統食です。代表的な食べ方は葛餅が有名ですが、その他にも羊羹や葛切りなど、和菓子で幅広く使われています。奈良市内には葛を使った甘味を楽しめるお店が沢山あるので、旅の途中でぜひ立ち寄って、お土産にも持ち帰ってみてください♪
4.大和茶・大和茶スイーツ
奈良のお茶といえば、爽やかな香りと味わいが特徴の大和茶。806年に弘法大師が唐からお茶の種子を持ち帰り、奈良県宇陀市に植えたことが大和茶のはじまりとされているのだとか。お茶づくりには、朝晩の寒暖差が激しい気候や豊富な水源などが必要で、それに適した月ヶ瀬や田原などの山間部を中心に作られています。大和茶はお茶として飲むだけでなく、最近では大和茶スイーツとしての楽しみ方も人気。
5.饅頭(まんじゅう)
和菓子の定番として全国で親しまれている饅頭ですが、なんとその発祥は奈良なのだとか。室町時代に日本にやってきた林浄因(りんじょういん)という僧が、小豆あんのまんじゅうを伝えたことがまんじゅうの始まりとされています。そして、奈良市内には「林神社」という、全国唯一の饅頭の社があり、毎年4月には菓業界の繁栄を祈願する「饅頭まつり」も行われます。
ふわっとした薄皮と小豆のあんのほんのりした甘味が美味しい饅頭は、お茶との相性バツグン!ぜひ、奈良名産の大和茶と一緒にお召し上がりください。
6.日本酒
日本最古の酒醸造の建物「酒殿」が残る春日大社や、室町時代から清酒づくりが行われていた記録がある正暦寺など、奈良には日本酒造りにも深いルーツが。県内には28もの酒蔵があり、奈良市内の酒屋さんではその全てを取り揃えているお店もあるんです!各酒蔵が造る個性的な日本酒は、料理にもお土産にもピッタリ。奈良と酒造りの歴史を感じながら飲み比べて、お気に入りを見つけてみてください。
7.梅酒
関西屈指の梅の名所として知られる、月ケ瀬(つきがせ)や賀名生(あのう)などをはじめ、奈良には梅づくりが盛んな地域が沢山。その梅を使った、美味しい梅酒も大人気です。桜の花を漬け込んだシロップと合わせた香り豊かなものなど、一風変わったこだわりの梅酒も多数。プレゼントにも喜ばれる一品です。
8.醤油
奈良では、醤油蔵それぞれで昔ながらの醤油づくりを続けてきたことで、蔵によって全く異なる味の醤油が生産されています。奈良県内に16軒ある醤油蔵のうち2軒が奈良市内にあり、どちらも100年以上続く名蔵。こだわりの製法で造られた醤油に触れ、味わい、お土産としてお家でもお楽しみください。
9.柿寿賀(総本店 柿寿賀)
「柿」をふんだんに使ったお菓子「柿寿賀」。柚子の皮の甘露煮を干し柿で堅く巻き上げたお菓子は、噛むたびに干し柿の甘味と柚子の爽やかな香りが口いっぱいに広がります。長い棒状になっているため、3~5mmほどにスライスして食べるのがオススメ。
10.みそせんべい
奈良に伝わる伝統の味噌である「五徳味噌」。それを生地に練り込んで焼き上げた名物が、「みそせんべい」です。創業70年もの長きにわたって地域に愛されてきたその味は、1つ1つ職人によって手作りされています。半月型に焼き上げられたせんべいは、海苔の香りが良いアクセント。
11.さつま焼(御菓子司 春日庵)
コロっとした形が可愛い、サツマイモをかたどった焼き菓子。あっさりした甘さが特徴のこしあんを、小麦粉と卵で作った薄めの皮で包み、1本ずつ丁寧に竹串で焼き上げます。焼き手の気持ちが伝わるように、食べるとほっこりする優しい味わいです。お土産として持ち帰った際には、オーブントースターで焼いて食べるのもオススメ。
12.名物みむろ最中(白玉屋榮壽)
もち米で作られた皮のパリッとした食感とあんこの甘味がたまらない、名物みむろ最中。主に奈良県産の大和大納言小豆を使用したこしあんと粒あんを混ぜ合わせた「鹿(か)の子あん」のため、こしあんと粒あん両方の味わいを楽しめます。美しい見た目から、お土産としても非常に人気。
奈良の伝統工芸品もお土産にいかが?
13.茶道具(茶筌、茶杓)
日本の伝統文化として名高い「茶道」。その茶道に欠かせない茶道具は、奈良が名産のものも多くあります。生駒市高山町は実に約90%のシェアを誇る茶筌の産地として知られ、他にも茶杓、柄杓、花生などの茶道具類は大切に伝承された伝統技術によって作られています。
14.奈良墨
奈良墨は「南都油煙墨」と呼ばれ、806年に遣唐使として唐に渡った空海が筆と共にその製法を持ち帰り、興福寺二諦坊で造ったのが始まりといわれています。都が京都に移ってからも、社寺が多い奈良では写経や学問のため墨の需要が絶えず、工房は奈良に留まり発展していきました。奈良墨は不純物がほとんどなく、成分が細かく均一であることから美しい墨色と書き心地のよさが特徴とされています。奈良旅行を機に、書道の世界にも触れてみてはいかがでしょうか?
15.奈良筆
奈良墨と同じく、空海が806年に唐から技術を持ち帰ったことが始まりとされる「奈良筆」。当時の奈良では多くの学僧が仏教を学んでおり、墨と並んで筆の需要も拡大していきました。「練り混ぜ法」と呼ばれる、原料となる毛を別々に固め、原料の特長によって配分や寸法を決めて混ぜて仕上げる方法は、まさに職人技。高山茶筌、奈良墨と並んで、国の伝統的工芸品に指定されています。
16.赤膚焼(あかはだやき)
旅の醍醐味として、地元特産の焼き物に触れるのもオススメ。奈良の「赤膚焼」は、1583年に豊臣秀吉の弟である大和郡山城主の秀長が茶器を焼かせたことに由来しているといわれる、歴史ある焼き物です。少し赤みがかった乳白色の柔らかい色合いが特徴で、装飾は御伽草子などを題材にした奈良絵文様が施されています。
17.奈良団扇(うちわ)
単に扇いで涼むのみならず、見て愉しむことまでできるのが奈良団扇。美しく染めた和紙に、すかし彫りで絵柄を施された団扇は、浴衣姿にも綺麗に映えるばかりか、インテリアとしてもいい味を出してくれます。絵柄は鹿や鳳凰、五重塔など、奈良にゆかりのあるものが彫られており、旅の思い出としてお土産にもピッタリ。
18.奈良晒(ならさらし)
奈良を中心として生産された良質な高級麻織物「奈良晒」。「生平」と呼ばれる手織り機で織った生地を、数回の晒しを行うことで真白く仕上げた織物です。かつては狂言などの舞楽衣装として用いられていたほか、蚊帳にも使われており、特に蚊帳産業は奈良の地場産業としても大きく栄えました。現在では茶巾やテーブルセンター、暖簾なども作られています。
19.奈良漆器
つやつやした表面が美しい漆器工芸ですが、奈良漆器は特に技巧が繊細。夜光貝、アワビ貝、チョウ貝などの螺鈿を模様の形に切り、桧木地に貼り、漆で埋めて研ぎ出すというこだわりの技法などで作品が作られます。硯箱、宝石箱、文箱など、職人の技が光る作品をぜひお土産に。
20.奈良一刀彫
「奈良人形」とも呼ばれる奈良一刀彫の歴史は、春日大社の摂社で行われる「春日若宮おん祭」にておいて用いられる人形に由来し、約900年前の平安時代末期発祥といわれています。今となっては能人形・雛人形・香合・根付など幅広い題材の作品が作られ、お祝い事や奈良土産などで喜ばれています。
21.身代り申(みがわりざる)
ならまちエリアのお店や民家の軒先にぶら下がっている赤い人形。災厄を引き受けてくれる「身代り申」と呼ばれ、魔除けのお守りとして吊り下げられています。江戸時代に庶民の間で広まったとされており、昔は家族の人数分の申を下げていたのだとか。今では「ご縁があるように」と、5つにすることが多いのだとか。奈良町資料館には大小さまざま身代り申を購入することができるので、ぜひお立ち寄りください。
22.靴下・足袋スニーカー
実は奈良県は靴下の生産量が日本一!令和4年度では、実に全国シェアの約60%を占めています。中でも広陵町は靴下製造に係る全行程を全て町内で行うことができる唯一の町として、明治時代から生産が行われています。奈良市内でもお土産屋さんなどで奈良県産の靴下を購入できますので、ぜひお試しください。
23.雪駄
夏の花火大会など浴衣を着るとき、足元を彩る履物が「雪駄」です。実は奈良は雪駄の生産が盛んな地域で、江戸時代頃に農家の方々が副業としてわらで草履を作り始めたことがきっかけとされています。奈良では今も雪駄職人が手作業で雪駄を制作しており、防水に優れた和履物を愛でてみるものいかがでしょうか。
24.印伝(印傳)
鹿や羊などの革に漆で模様を施した工芸品である、印伝。江戸時代に編み出されたとされる技法は、革と漆の上品さが評判を呼び、武将の甲冑などにも施されました。財布や名刺入れなどの小物から、リュックサックなどにまで活用されています。上品な気分になれる、工芸品をお土産にするのも素敵ですね。
まとめ
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