1270年以上続く不退の行法。修二会/東大寺
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1270年以上、二月堂で1度も絶えることなく続く東大寺の伝統行事。令和7年で1274回目を迎えます。二月堂の本尊である十一面観世音菩薩に、参籠(さんろう)する僧侶が人々に代わり罪を懺悔し、国家の安泰と万民の豊楽を祈ります。現在、3月1日より2週間にわたり行われていますが、もとは旧暦の2月1日から行われていたことから、二月に修する法会という意味で「修二会」と呼ばれています。また二月堂の名前の由来でもあります。
12日深夜(13日の1時30分頃)には、若狭井(わかさい)という井戸から観音様にお供えする「お香水(おこうずい)」を汲み上げる儀式「お水取り」が行われます。また、この行を勤める練行衆(れんぎょうしゅう)と呼ばれる僧侶の道明かりとして、毎晩19時(12日は19時30分、14日は18時30分)から、童子(どうじ)と呼ばれる人が長さ6mもの大松明を担いで二月堂へ送る「お松明」が行われます。観客の頭上に火の粉を散らしながら童子が舞台を回る光景は圧巻です。「お水取り」が終わると奈良に春が訪れると言われるほど、古くから奈良の人々に親しまれる行事です。
※状況により、今内容が変更される場合があります。詳しくは東大寺公式ウェブサイトをご覧ください。
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スポット
基本情報
- 開催期間
- 2026/3/1(日)~14(土)
- 開催場所
- 東大寺
- 住所
- 〒630-8587 奈良県奈良市雑司町406-1
- アクセス
- JR奈良駅・近鉄奈良駅から、市内循環バス7分「東大寺大仏殿・春日大社前」下車、徒歩5分
- ウェブサイト






























