奈良のおすすめグルメ21選。定番からご当地名物・名産品、人気のスイーツまでご紹介!
茶粥、柿の葉寿司、奈良漬、釜めし、葛餅、大和茶など、和を感じるグルメが豊富な奈良。
都が置かれた奈良時代には当時最先端の食文化が栄え、そこで築かれた文化は現在の「和食」のルーツとなりました。
この記事では、奈良の名物や定番グルメなど、奈良旅行がもっと楽しくなるグルメの情報をお伝えします!
「実は、あの食べもののルーツは奈良にあった!」というような、知っておくと得する豆知識もご紹介していきますので、ぜひお楽しみください♪

奈良を代表する伝統料理!
1.茶粥(茶がゆ)
「おかゆ」といえばお米を水で柔らかく煮込んだ料理ですが、奈良には茶粥(茶がゆ)という、煮だしたほうじ茶の中に冷やごはん入れて炊いた料理があります。「おかいさん」とも呼ばれ、かつては「大和の朝は茶粥で明ける」といわれていたほど、地域に愛された定番の朝ごはんです。おかずに添えられる漬物との相性もバツグンで、さらっとした口当たりのためあっという間に完食してしまうでしょう。奈良旅行の朝は、奈良を代表する朝食メニューでお迎えください。
2.柿の葉寿司
3.奈良漬
奈良を代表する香の物である奈良漬は、日本酒づくりの過程で作られた酒かすに、塩漬けにした野菜を漬け込んだものです。その歴史は古く、平城京出土の木簡には「加須津毛」(かすづけ)の名が記されており、1300年以上前から食されていたのだとか。
酒かすに「複数回」漬けこ込むことで日本酒の香りや米の旨味が野菜に染み込み、噛めば噛むほど美味しさが溢れだしてきます。使われる野菜は、シロウリ、なす、きゅうり、すいか、すもも、しょうが、だいこん、にんじん、にんにく、など多岐にわたり、バリエーション豊かです。味付けもラー油、激辛みそ、塩だれなどとあるので、お気に入りの奈良漬を見つけてください♪
4.饅頭(まんじゅう)
和菓子の定番として全国で親しまれている饅頭ですが、なんとその発祥は奈良なのだとか。室町時代に日本に渡来した僧、林浄因(りんじょういん)が、小豆あん入りのまんじゅうを伝えたことが、まんじゅうの始まりとされています。そして、奈良市内には「林神社(漢國神社内)」という、全国唯一の饅頭の社があり、毎年4月には菓子業界の繁栄を祈願する「饅頭まつり」も行われます。
ふわっとした薄皮と小豆のあんのほんのりした甘味が美味しい饅頭は、お茶との相性バツグン!ぜひ、奈良名産の大和茶と一緒にお召し上がりください。
5.色ご飯(釜めし)
奈良県では、醤油味の炊き込みご飯のことを「色ご飯」と呼びます。炊き込みご飯の歴史は古く、米が貴重だった奈良時代に、「あわ」などを混ぜてかさ増ししたご飯に、さまざまな具を混ぜて炊いていたことが起源なのだとか。人参やしいたけ、ごぼう、油揚げなどのほか、えんどう、たけのこ、かんぴょう、里芋、大根といった旬の食材を入れて作られます。家庭料理なのでお店では「色ご飯」としてはお店に出されていませんが、奈良市内の釜めし屋さんなどで、そのルーツを持つ炊き込みご飯をご堪能ください!
現地で食べたい!奈良のご当地グルメ
6.三輪そうめん
日本の夏には欠かせない夏の風物詩・そうめん。冬には温かいにゅう麺として、1年中食べられています。中でも、奈良にある「三輪そうめん」は、コシが強くなめらかな食べ応えで”日本一”と評される高品質のそうめんです。奈良県桜井市は”そうめん発祥の地”といわれており、清らかな水と風が吹く恵まれた気候で、昔から美味しいそうめんが作られました。その後、そうめんはお伊勢参りの途中で訪れた人々によって広められ、播州(兵庫県)、小豆島、島原など全国に広がっていったのだとか。そうめん発祥の地・奈良で、絶品の三輪そうめんをご賞味ください♪
7.天理ラーメン
赤みがかったスープに、たっぷり乗った白菜が特徴的な天理ラーメン。奈良のご当地ラーメンとして人気を博しています。豚骨、鶏がら、ニンニク、豆板醤などで味付けされた辛味のあるスープに、炒めた白菜、豚肉、ニラなどがトッピングされた一杯は、食べ応えバツグン。一度食べたらやみつきになるボリューム満点の味わいが魅力のラーメンは、寒い日はもちろん、暑い日にもピッタリです!
富雄駅はラーメン激戦区!?
近鉄奈良駅から電車で約20分の場所にある「富雄駅」周辺は、ラーメン激戦区として知られています。
バリエーションも豊富で、醤油系に豚骨系、つけ麺などの定番ラーメンの他、家系や二郎系などの人気店、そのほか、泡系や海鮮系といった個性溢れるラーメンもずらりと並びます!ラーメン好きにはたまらない、ぜひ訪れたい場所です。

8.吉野葛
9.飛鳥鍋
飛鳥鍋は、鶏肉や野菜を牛乳とだし汁で煮込んだ奈良県の郷土料理。その起源は、飛鳥時代に牛乳飲用がはじまった頃、鶏肉を牛乳で煮て食されていたことがはじまりとされています。飛鳥鍋では野菜や鶏肉から旨味たっぷりの出汁が出るので、締めにうどんなどを入れるのも美味。奈良市内のお鍋屋さんなどで食すことができます。
10.日本酒
日本最古の酒醸造の建物「酒殿(さかどの)」が残る春日大社や、室町時代から清酒づくりが行われていた記録がある正暦寺など、奈良には日本酒造りに深い歴史があります。県内には28もの酒蔵があり、奈良市内の酒屋さんではその全てを取り揃えているお店もあるんです!各酒蔵が造る個性的な日本酒は、料理にもお土産にもピッタリ。奈良と酒造りの歴史を感じながら飲み比べて、お気に入りを見つけてみてください。
11.梅酒
関西屈指の梅の名所として知られる、月ケ瀬(つきがせ)や賀名生(あのう)などをはじめ、奈良には梅づくりが盛んな地域が沢山。その梅を使った、美味しい梅酒も大人気です。桜の花を漬け込んだシロップと合わせた香り豊かなものなど、一風変わったこだわりの梅酒も多数。奈良市内の飲食店などで、夜ご飯のお供にもぜひご賞味ください。
12.スパイス・薬草(カレー・薬膳)
今では料理に欠かせないスパイスやハーブなどの薬草ですが、実は奈良時代に外国から伝わったとされており、東大寺の正倉院にも胡椒や桂皮などが収蔵されています。そんなスパイス・薬草の歴史が根付く奈良市では、カレー屋さんや健康食として話題の薬膳など、スパイス・薬草を楽しむことができるお店が豊富!以下の特集記事で、個性的なお店をぜひご覧ください。
13.コーヒー
旅の途中でひと息つきたいときにぴったりなのが、カフェ。奈良市には有名なコーヒー専門店や人気のカフェが多数あり、こだわりの一杯やお店の雰囲気など、コーヒーを目当てに奈良市を訪れる人も増えているほど。中でも、自家焙煎を手がけるスペシャルティコーヒー専門店の「ROKUMEI COFFEE CO. NARA」は、焙煎技術を競う全国大会で日本チャンピオンとなった方が手がける注目のお店です。
新定番!奈良の人気スイーツ
14.かき氷
氷の冷たさとシロップの甘さがたまらない、夏の風物詩・かき氷。実は、かき氷のルーツも奈良にあります!奈良市にある氷室神社は、春日野に作られた氷池(製氷用の池)や氷室(氷の貯蔵庫)の守り神として710年に祀られたことが起源とされています。奈良市内には個性的なかき氷店が沢山あるほか、氷室神社では毎年夏にかき氷の献氷という参拝ができるほか、夏のみならず一年中美味しいかき氷が食べられるのも奈良の魅力♪
15.大和茶・大和茶スイーツ
奈良のお茶といえば、爽やかな香りと味わいが特徴の大和茶。806年に弘法大師の弟子の堅恵(けんね)が唐からお茶の種子を持ち帰り、奈良県宇陀市に植えたことが大和茶のはじまりとされているのだとか。お茶づくりには、朝晩の寒暖差が激しい気候や豊富な水源などが必要で、それに適した月ヶ瀬や田原などの山間部を中心に作られています。大和茶はお茶として飲むだけでなく、最近では大和茶スイーツとしての楽しみ方も人気。
16.よもぎ餅
奈良の人気スイーツとして定番なのが、よもぎ餅。中でも、「高速餅つき」で有名な中谷堂は、海外からのお客様にも大人気。餅本来の柔らかさやコシを生み出すためのつき方だけでなく、もち米、小豆、きな粉、よもぎなどの原材料にもこだわっています。一口食べれば、よもぎの香りとあんこの甘味が口いっぱいに広がり、あっという間に完食してしまうこと間違いなし。
17.苺(古都華)
奈良にもブランドいちごがあるのをご存知でしょうか?「古都華(ことか)」というブランドいちごは、甘さと酸味のバランスが絶妙な希少品種。平均糖度が12~13度と、一般的ないちごよりも甘いのが特徴です。また、見た目も美しく、濃いルビー色でツヤツヤした表面は、まるで宝石のような美しさを誇ります。農家の直売所のほか、一部のお店やふるさと納税でご堪能ください♪
■素材の味がバツグン!奈良自慢の逸品たち
18.大和牛(やまとうし)
鎌倉時代からその名が知られていたというブランド牛の「大和牛」。柔らかく弾力のある肉質で、噛む度にジューシーな旨味が溢れ出します。また、身体にいいオレイン酸を多く含んでおり脂肪のくちどけがよく、脂がしつこくないため幅広い世代から人気。旅先のお店で食べるのもよいですし、旅の前後にふるさと納税でオトクに食べるのもオススメです!
19.大和肉鶏
飛鳥時代の鶏料理の伝統を引き継いだ、大和肉鶏。ストレスの少ない環境でゆっくりと成長するよう飼育されるため、風味豊かでしっかりとした、ジューシーな肉になります。地元の食文化に根ざし、地域の特産品として愛されてきた大和肉鶏は、焼き鳥や煮物など、さまざまな料理にピッタリ。奈良市内の飲食店でも取り扱うお店が多いのだとか。
20.ヤマトポーク
ヤマトポークは奈良県産のブランド豚肉で、上質な脂肪とジューシーな味わいが特徴的。臭みの原因となる動物性の飼料は一切使用せず、パン粉や玄米などを中心とした穀類をベースとした飼料で飼育されるため、肉の甘さが存分に引き出されます。ステーキにしゃぶしゃぶ、とんかつなど、お好みの食べ方で召し上がれ。
21.大和野菜
京都の「京野菜」のように、奈良にも「大和野菜」という奈良県特産の野菜があります。奈良時代から続く農耕の歴史の中で育まれた地のものを食することで、奈良旅行の思い出が一層鮮やかになるでしょう。大和野菜には、甘みがあり漬け菜として親しまれる「大和まな」、細長い形と赤色が特徴の蕪、「片平あかね」や、まんまるの形が可愛い、甘味と食感が優れた「大和丸なす」、山かけなどに使われる「大和いも」など、特徴ある計20種類が認定されています。奈良市内の飲食店などで、ぜひお召し上がりください。
まとめ
いかがでしたか?グルメの他にも、奈良観光で定番のお土産をまとめた以下の特集もぜひご覧ください!