立ち寄りたい奈良の和菓子屋さんの甘味処
ならまち・きたまちで和菓子巡りを楽しんだら、ほっこり落ち着ける店内でひと休み。
INDEX
萬御菓子誂處 樫舎（よろずおんかしあつらえどころ かしや）
風情あるならまちの長屋で極上の和菓子を
素材の良さを引き出すことを信条とし、春日大社や薬師寺など有名社寺の和菓子も手がける人気店。階段箪笥（たんす）を上がると喫茶スペースがあり、
店主が厳選した最高の素材で作る生菓子や抹茶、かき氷（夏季限定）などが楽しめます。4品からなる和菓子のコースも人気（予約優先）。
萬御菓子誂處 樫舎
奈良市中院町22-3
0742-22-8899
御菓子司 鶴屋徳満（つるやとくまん） 本店
店内奥のスペースを喫茶にリニューアル
明治31（1898）年に創業。「献上三笠」や「開山良弁椿」などの発祥のお店として知られています。2023年に店舗をリニューアルし、元工房のスペースを喫茶に。季節の生菓子や三笠・カステラのセットなどを、古材や古道具を生かしたレトロな空間で味わえます。
御菓子司 鶴屋徳満 本店
奈良市下御門町29
0742-23-2454
和菓子の豆知識③
「中谷堂の高速餅つきが生まれた背景」
テレビや雑誌でも数多く紹介され、訪日外国人旅行者にもよく知られている「中谷堂の高速餅つき」。店主の故郷である吉野郡上北山村小橡（ことち）地区では、昔からあった製法だそうで、熱いうちにしっかりついて仕上げることで、なめらかでよく伸び、コシのあるおいしいお持ちを作ることができるのだとか。昔のままどこか懐かしいよもぎ餅をどうぞ。
御菓子司 春日庵（かすがあん）
茶房でしか食べられない焼き立てのさつま焼
さつまいもをイメージした形がかわいいさつま焼。北海道産小豆であっさり作ったこし餡を薄めの皮で包み、職人が手作業で形を整え、直火で焼き上げています。2016年には2階の茶房をオープン。隣接する元興寺の境内を望みながら、焼き立てのさつま焼を堪能できます。
御菓子司 春日庵
奈良市中新屋町29
0742-22-6483
天極堂（てんぎょくどう） 奈良本店
吉野本葛の専門店で味わうできたての葛餅
創業以来150年にわたって、純度の高い本葛を精製する吉野晒（よしのざらし）という伝統製法で吉野本葛を作り続ける老舗。希少で良質な葛粉を使った葛餅や葛きりは、オーダーが入ってから作ります。できたての葛餅はもっちりプルンとした食感で、おいしく食べられる10分の間に味わって。
天極堂 奈良本店
奈良市押上町1-6
0742-27-5011
和菓子の豆知識④
元興寺の隣にある1902（明治35）年操業の和菓子店「奈良町末廣堂」。
多くのメディアで紹介される大人気のいちご大福は、11月下旬～４月上旬頃まで販売される限定商品。国産の厳選されたいちごを毎朝取り寄せて使用するため、日曜と祝日は販売なし。
いちごの果汁と酸味、白餡のすっきりとした甘みが絶妙な名物を、旅のおともにぜひ。
こちらもCHECK！▶︎ 奈良名産 柿の銘菓
柿寿賀（かきすが）
約10個の干し柿をぜいたくに使った上品なお菓子。
柚子皮の甘露煮を入れて干し柿でかたく巻き上げたもので、3～5㎜程度にスライスしていただく。
特有のねっとりとした食感と美しい断面に注目。
-購入できるお店-
総本店 柿寿賀
奈良市高畑町1119
0742-20-1717
和菓子巡りMAP
- 萬御菓子誂處 樫舎
- 御菓子司 鶴屋徳満 本店
- 御菓子司 春日庵
- 天極堂 奈良本店
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※当記事は観光情報誌『ならり』vol.38からの抜粋です。掲載内容は2025年2月現在のものです
