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Feature02ならまち、そぞろ歩き

ならまちの歴史

ならまちは世界遺産である元興寺の旧境内を中心とする地域を指します。
元興寺の歴史は古く、718年に飛鳥の法興寺(飛鳥寺)が元興寺として
平城京に移されたといわれています。
ならまちは平城京の「外京」にあたり、当時の道筋をもとに発展した長い歴史を 持つ町です。
平城京への遷都以来まちづくりがはじまり、南都と呼ばれる社寺のまちから商業のまちへ、
商業のまちから観光のまちへと様 々な時代背景の中で盛衰をくり返してきた町でもあります。
江戸時代の末期から明治時代にかけての町家の面影を今に伝えるならまちは、
訪れる人々にやすらぎとうるおいを与え、時には懐かしささえ感じさせてくれます。

ならまちの町並み

ならまちの町並みには独特の特徴があります。
ゆっくりと歩いて、全ての特徴を見つけてみてください。

間口

間口
ならまちの町家には間口が狭く、奥行きが深いという特徴があります。これは、かつて税金が間口の広さによってかけられた事と、表通りに面したいという智恵でもあると言われています。

格子

格子
町家の正面は、日射しや風量の調節に役立つ格子戸があり、外からは中の様子が見えにくい造りです。

土塀

土塀
旧柳生街道「滝坂の道」に続く道に面する高畑界隈では重厚な土塀が巡らされた落ち着いた町並みが見られます。白漆喰塗りの壁ではなく、土の色が見える素朴な壁が多いことも特徴です。

箱階段

箱階段
座敷には階段の下が引き出し収納になっている箱階段があります。長い歴史の中で、限られた土地や空間を十分に生かすように工夫された造りになっています。

身代わり申

身代わり申
ならまちの軒先では赤い布でできた飾りをよく見かけます。これは「庚申さん」のお使いの申を型どったお守り。災いを代わりに受けてくださることから「身代わり申」とよばれています。
民家や商家の軒先に吊るされ、ならまちの風物となっています。