奈良の魅力満喫、世界遺産を歩く旅
奈良の基本を巡るコース。
世界遺産に登録されている興福寺や東大寺、春日大社など、奈良公園とその周辺の見どころが満載。
【コース総距離:約10km 】
- 所要時間
- 約2時間(見学時間を除く)
- 交通手段
- 徒歩

興福寺

南都七大寺の中で最も密接に奈良の街とつながりを持ちながら発展した寺。710(和銅3)年、藤原不比等が飛鳥から平城京へ前身の厩坂寺を移転したもので、藤原氏の氏寺として、藤原一族の隆盛とともに寺勢を拡大しました。最盛時には数多くの堂塔僧坊が立ち並んでいたといいます。また、神仏習合の影響をうけ、春日社と一体化し、時には僧兵をしたがえて朝廷へ強訴に及ぶまでになりました。1180(治承4)年、平家に焼き打ちされ、ほとんどの堂が焼失しますが、直ぐに再建されました。鎌倉時代には大和守護職の実権を握り、実質的に大和国一帯を支配していました。現在の堂塔は、鎌倉以降の建物を一部残し、広い境内に東金堂・中金堂・北円堂・南円堂・五重塔・三重塔・大湯屋・大御堂・国宝館などが建並び、仏教彫刻類は天平時代や鎌倉時代の至宝を数多く保存しています。
※中金堂は2018(平成30)年に落慶しました
- 住所
- 奈良市登大路町48
- 営業時間
- 9:00~17:00(入館締切 16:45)
- 定休日
- なし
飛火野

春日大社境内地の飛火野は、春日大社表参道に面した広大な芝生の原。鹿が常に群れ遊び、御蓋山(みかさやま)を望むことができる絶好のビュースポットです。現在は、飛火野(とびひの)と呼ばれていますが、古くは春日野(かすがの)とも呼ばれ、御蓋山を仰ぐ古代祭祀の地でした。
「飛火野」の名の由来は、鹿島大明神が春日の地に到着した際、お供の八代尊(やしろのみこと)が道明かりとして口から火を吐き、その炎がいつまでも消えず飛んでいるように見えたことからこの名がついたとも、飛火が古代の通信施設「烽火(のろし)」の意味であるからだともいわれています。万葉の昔には、貴族たちが打球(ポロ)などの遊戯を楽しみ、平安時代には、若菜摘みや花見といった春の遊びを楽しんだ名所として知られていました。
- 住所
- 奈良市春日野町
- 定休日
- なし
春日大社

奈良時代初頭、平城京鎮護のため、鹿島(茨城県)から、武甕槌命(たけみかづちのみこと)を神山・御蓋山(みかさやま)山頂に奉遷しておまつりしたことが始まりとされています。
神護景雲(じんごけいうん)2年(768年)、称徳天皇の勅命により、現在の地に社殿を造営し、香取(千葉県)から経津主命(ふつぬしのみこと)、枚岡(大阪府)から天児屋根命(あめのこやねのみこと)、比売神(ひめがみ)をあわせてまつりました。
平安時代になると、皇族や貴族の春日詣も盛んになり、20年ごとの式年造替の確立に伴い、本殿以下各社殿は現在のような規模になりました。また中世以降になると武家や庶民にも信仰が広まり、全国各地に3,000社を超える分社が造られるまでになりました。
境内には、さまざまな形の釣燈籠、石燈籠が奉納され、貴族や武士のみならず、庶民の寄進も多く、庶民からの信仰の深さも伺い知ることができます。毎年2月節分の日と8月14・15日にすべての燈籠に火を入れる「万燈籠」の神事が行なわれ、その幻想的な美しさに、多くの参拝者が訪れます。
- 住所
- 奈良市春日野町160
- 営業時間
- 開門時間:3月~10月 6:30~17:30
11月~2月 7:00~17:00
・春日大社 国宝殿 9:00~17:00(入館は16:30まで)
・春日大社 萬葉植物園
9:00~16:30(入園は16:00まで) - 定休日
- 春日大社国宝殿 展示替の時、春日大社 萬葉植物園 4月~5月/無休、6月~翌年3月/毎週火曜(ただし火曜が祝日の場合は開園)
若草山

年に1度の「若草山焼き行事」で知られる若草山は、3つの笠を重ねたように見えるため「三笠山」とも呼ばれています。
山麓の入山ゲート(南北)から山頂まで、徒歩約30~40分のトレッキングが楽しめ、一重目、二重目、山頂(三重目)、鶯塚古墳周辺道など、それぞれ異なる景観を味わえる絶景スポットです。山頂からは、東大寺や興福寺など、奈良市内を一望できます。
その他、「奈良奥山ドライブウェイ」を利用して、車で山頂(三重目)へもアクセスでき、山頂からフォトジェニックな夕日や夜景(新日本三大夜景)も楽しむことができます。開山期間は、3月第3土曜日~12月第2日曜日(9時か~17時まで)。
- 住所
- 奈良市雑司町
- 営業時間
- 9:00~17:00(臨時開山を除く)
東大寺

奈良の大仏さまで知られる奈良時代創建の代表的な寺院、華厳宗大本山・東大寺は、都である平城京に全国の国分寺の中心として建立されました。
大仏殿は世界最大級の木造建造物です。
743(天平15)年に聖武天皇が生きとし生けるすべてのものが栄えるようにと願い、盧舎那大仏(るしゃなだいぶつ)造立の詔を発し、
752(天平勝宝4)年に大仏さまは開眼されました。以降次々と堂塔が建造され、40年近くかけて伽藍が整いました。
都が移ったあとも大仏さまの寺として朝野の篤い信仰を集めました。
しかし、1180(治承4)年、平重衡の軍勢によって大仏殿をはじめ伽藍の大半を失いました。
重源上人によって再興されましたが、1567(永禄10)年の三好・松永の乱で、わずかな建物を残して再度焼失してしまいます。
現在の伽藍の多くは公慶上人らによって江戸時代に再興されたものですが、法華堂や転害門、南大門をはじめ、各時代を代表する国宝建造物を含む多くの文化財を伝えています。
- 住所
- 奈良市雑司町406-1
- 営業時間
- 【大仏殿】
4月~10月:7:30~17:30
11月~3月:8:00~17:00
【法華堂(三月堂)・戒壇堂】
通年 8:30~16:00
【東大寺ミュージアム】
4月~10月:9:30~17:30(最終入館17:00)
11月~3月:9:30~17:00(最終入館16:30) - 定休日
- 無休
奈良国立博物館
仏教美術の宝庫であり、毎年秋に開催される「正倉院展」の会場

開館以来、「仏教美術の殿堂」 と呼ばれ親しまれるほど、仏像や絵画など仏教美術を中心に、数多くの名品を展示・収蔵している国立の博物館です。令和7年(2025年)に開館130年を迎えました。
「仏像館」では、飛鳥時代~鎌倉時代にいたる日本の仏像を中心に、国宝・重文を含む常時100体近くの仏像を展示しています。新館(東新館、西新館)では、年5回ほど特別展・特別陳列を開催。なかでも、毎秋に開催される「正倉院展」には、全国から多くのファンが訪れます。
- 住所
- 奈良市登大路町50番地
- 営業時間
- 9:30~17:00(入館締切 16:30)
※特別展等により時間延長あり。詳しくは公式ウェブサイトをご確認ください。 - 定休日
- ・月曜日(休日の場合はその翌日。連休の場合は終了後の翌日)
・12/28~1/1
※その他、臨時に休館日を変更する場合あり。
依水園・寧楽美術館

依水園は、時代の異なる二種類の池泉回遊式庭園で構成されています。一つ目の「前園(ぜんえん)」は、かつて奈良晒の御用商人が煎茶を愉しむため、別邸として三秀亭を移築し造った庭園で、江戸時代の特徴が残っています。二つ目の「後園(こうえん)」は、明治時代の実業家・関藤次郎が茶の湯と詩歌の会を愉しむために造った庭園です。若草山や春日山、東大寺南大門の屋根が借景となり、あたかも若草山の芝生が園内まで続くかのように中の島と築山は芝生でおおわれています。依水園は、昭和50年に国の名勝に指定されています。
また園内には、寧楽美術館があり、海運業を営んだ中村準策・準一・準佑(中村家3代)が蒐集した約2000点以上の東洋古美術品を収蔵・展示しています。春・秋には、重要文化財で、江戸時代後期の文人・田能村竹田(たのむらちくでん)筆『亦復一楽帖(またまたいちらくじょう』(全十三図)を一図ずつ特別陳列しています。
- 住所
- 奈良市水門町74
- 営業時間
- 9:30~16:30(入園は 16:00まで)
- 定休日
- 火曜日(祝日または休日の場合は開園し、翌平日に休園)、庭園整備期間(9月下旬、12月末~1月中旬) ※最新情報をご確認ください



















