京都・奈良・大阪を満喫する2泊3日モデルコース
関西の王道観光地、京都・奈良・大阪を遊び尽くすには、奈良を拠点に巡ると効率的!京都にも大阪にも約1時間で移動できるため、奈良のホテルで連泊すれば、荷物を預けるストレスも気にせず旅行を楽しむことができます。このページでは、奈良の魅力を中心に、京都や大阪と合わせて巡るのにおすすめのコースを紹介します!
- 所要時間
- 2泊3日
- 交通手段
- 電車・バス・徒歩
このコースで訪れるスポット

徒歩約15分
名勝 旧大乗院庭園(名勝大乗院庭園文化館)

【ランチ】ならまち周辺
ならまちは伝統的な商家や町家の中に話題のお店が点在する、市内屈指のお洒落なエリア。ランチも和食からイタリアン、洋食など幅広いジャンルが揃っています。奈良の食材を味わえる飲食店も多く、きっと「奈良らしさ」を感じられるはず。人気のお店や席数が少ないお店も多いので、事前の予約をおすすめします。
奈良町資料館

昔なつかしい各種民具、そして奈良町に伝わる仏像、その他の美術品が展示されています。
ならまち散策

ランチと資料館の見学を終えたら、格子窓の町屋が特徴の路地を気ままに散策しましょう。昔の建物をリノベーションしたカフェや雑貨店などもあり、外観はもちろん、内部の家具や建築の風情も楽しめます。ならまちでは、あちこちの軒先に赤い毬のようなものが吊るされています。これは「身代わり申」と呼ばれる厄除けで、落ち着いた色合いの町並みに鮮やかなアクセントを与えています。
【画像:ならまちの風景】
世界遺産 興福寺

南都七大寺の中で最も密接に奈良の街とつながりを持ちながら発展した寺。710(和銅3)年、藤原不比等が飛鳥から平城京へ前身の厩坂寺を移転したもので、藤原氏の氏寺として、藤原一族の隆盛とともに寺勢を拡大しました。最盛時には数多くの堂塔僧坊が立ち並んでいたといいます。また、神仏習合の影響をうけ、春日社と一体化し、時には僧兵をしたがえて朝廷へ強訴に及ぶまでになりました。1180(治承4)年、平家に焼き打ちされ、ほとんどの堂が焼失しますが、直ぐに再建されました。鎌倉時代には大和守護職の実権を握り、実質的に大和国一帯を支配していました。現在の堂塔は、鎌倉以降の建物を一部残し、広い境内に東金堂・中金堂・北円堂・南円堂・五重塔・三重塔・大湯屋・大御堂・国宝館などが建並び、仏教彫刻類は天平時代や鎌倉時代の至宝を数多く保存しています。
※中金堂は2018(平成30)年に落慶しました
猿沢池

奈良公園にある周囲360メートルの池。興福寺五重塔が周囲の柳と一緒に水面に映る風景はとても美しく、奈良八景のひとつになっている。
※現在、興福寺 五重塔は保存修理工事中です。工事用の巣屋根(覆屋)に覆われており、外観をご覧いただくことはできません。
世界遺産 春日大社(8:50~ 朝のお参り、若宮十五社めぐり)

奈良時代の初め、平城京鎮護のために茨城県鹿島の武甕槌命(たけみかづちのみこと)を御蓋山(みかさやま)の山頂にまつったのが起こりとされています。神護景雲(じんごけいうん)2年(768年)、称徳天皇の勅命により現在の場所に社殿を造営し、千葉県香取から経津主命(ふつぬしのみこと)、大阪府枚岡から天児屋根命(あめのこやねのみこと)、比売神(ひめがみ)をあわせてまつりました。
平安時代になると皇族や貴族の春日詣も盛んになり、20年ごとの式年造替の確立に伴い、本殿以下各社殿は現在のような規模になりました。また中世以降になると武家や庶民にも信仰が広まり、全国各地に3,000社を超える分社が造られるまでになりました。
境内には「万燈籠」で知られるさまざまな形の釣燈籠、石燈籠があり、それらの多くは庶民の寄進によるものだということからも、庶民信仰の深さを伺い知ることができます。毎年2月節分の日と8月14・15日にすべての燈籠に火を入れる「万燈籠」の神事が行なわれ、その幻想的な美しさに、多くの参拝客が訪れます。
奈良公園

奈良市街の東一帯に広がる、総面積約660ヘクタール という広大な公園。東大寺・興福寺・春日大社・国立博物館などと一体となり、さらに春日山原始林まで取り込む古都にふさわしい雄大な公園です。美しい芝生と樹齢1,000年の松木立などの豊かな自然が調和した園内では、約1,300頭の野生のシカが群れ遊び、古都奈良を象徴する観光スポットとして多くの人が訪れています。
鹿苑

奈良公園には、国の天然記念物に指定されている「奈良のシカ」が約1,200頭生息しています。「鹿苑」は、「(一財)奈良の鹿愛護会」が運営する「奈良のシカ」の保護施設です。鹿の生態や歴史について学べるパネル等の展示のほか、鹿苑に保護されている鹿を季節を通して見学することができます。
奈良公園の豊かな自然と、人と鹿との共生について考え守っていくための場です。
【ランチ】奈良公園周辺

奈良公園周辺には昔ながらの趣のある茶屋が点在しています。休憩はもちろんテーブル席での食事もできるので、ランチ利用にもおすすめ。また、奈良公園から東大寺に向かう道中にもランチにうってつけのカフェやレストランがあるので、Googleマップで気になるお店を探してみましょう。
【画像:水谷茶屋】
奈良国立博物館

仏教彫刻、仏教絵画など仏教美術の名品が多数展示されており、なら仏像館では100体近くの仏像を常時展示しています。
新館では年2回ほど特別展を開催しています。特に秋の正倉院展には全国から多くのファンが訪れます。
氷室神社

奈良時代、平城遷都にともない春日野に氷池や氷室が営まれ、その守護神をまつり、稲作に重要な夏の天候を占う祭紀のあったことが窺えます。今も製氷販売業や冷蔵冷凍業界の信仰が篤く、毎年5月1日には献氷祭が執り行われます。献氷祭では、鯉や鯛を封じ込めた大型氷柱が神前に供えられ、14:00から舞楽の奉納もあり、一般参拝は午後から可能です。
世界遺産 東大寺

奈良の大仏さまで知られる奈良時代創建の代表的な寺院で、都である平城京に全国の国分寺の中心として建立されました。 大仏殿は世界最大級の木造建造物です。
天平15年(743)に聖武天皇が生きとし生けるすべてのものが栄えるようにと願い、盧舎那大仏(るしゃなだいぶつ)造立の詔を発し、 天平勝宝4年(752)に大仏さまは開眼されました。以降次々と堂塔が建造され、40年近くかけて伽藍が整いました。 都が移ったあとも大仏さまの寺として朝野の篤い信仰を集めました。
しかし、治承4年(1180)平重衡の軍勢によって大仏殿をはじめ伽藍の大半を失いました。 重源上人によって再興されましたが、永禄10年(1567)の三好・松永の乱で、わずかな建物を残して再度焼失してしまいます。
現在の伽藍の多くは公慶上人らによって江戸時代に再興されたものですが、法華堂や転害門、南大門をはじめ、 各時代を代表する国宝建造物を含む多くの文化財を伝えています。
東大寺二月堂

二月堂は東大寺境内東奥にある高台に位置し、舞台からは奈良の街が一望できます。24時間参拝可能で、屈指の夕日スポットとしても有名。天気が良ければ、夕日に染まる街並みと山々に夕日が沈む絶景を見ることができます。日が落ちた後は灯籠に明かりが灯り、ますます幻想的な雰囲気に、奈良観光のハイライトにぴったりのスポットです。
【画像:東大寺二月堂】
薬師寺

今からおよそ1300年前の白鳳時代、天武天皇が皇后・鵜野讃良皇女(うののさららのひめみこ/のちの持統天皇)の病気平癒を祈って発願され、持統天皇が即位してから藤原京に造営されました。その後平城遷都に伴い、養老2年(718)に現在地に移されました。中央に本尊・薬師三尊像をまつる金堂、東西に2基の塔を配する日本初の伽藍配置は「薬師寺式伽藍配置」と呼ばれています。その大きな特徴は、堂塔の各層に裳階(もこし)をつけた壮麗な姿の「龍宮造り」でした。
しかしその華麗な堂塔は数次の火災にあって次々と焼失し、創建当時から現存する建造物は東塔(国宝)のみとなりました。その後、長年のお写経勧進により、昭和51年(1976)に金堂が、昭和56年(1981)には西塔が、その後中門、回廊、玄奘三蔵院伽藍などが復原造営され、平成15年(2003)には大講堂が落慶、平成29年(2017)には食堂(じきどう)も再建、創建当時の壮麗な白鳳伽藍が鮮やかに復興されました。平成10年(1998)、法相宗大本山 薬師寺は「古都奈良の文化財」の構成資産の1つとして、ユネスコの世界遺産に登録されました。
近年では、国宝・東塔の12年に及ぶ全面解体修理が行われ、令和3年(2021)2月に竣工。「凍れる音楽」という愛称で親しまれる美しい姿に蘇りました。薬師寺は、白鳳伽藍とともに国宝・薬師三尊像をはじめとする多くの文化財を継承し、1300年続く祈りを今も伝えています。
【ランチ】西ノ京駅周辺

西ノ京駅付近は奈良の中心市街地と比べるとのどかな雰囲気。駅の近くにはランチ営業のカフェが数件あるので、ゆったりとランチを楽しみましょう。また、西ノ京駅から唐招提寺へ向かう歴史の道沿いにはそばのお店が点在しています。和食がお好みであれば、唐招提寺へ向かう途中にこちらで昼食を取るのもおすすめです。
【画像:近鉄 西ノ京駅】
唐招提寺

聖武天皇の招きに応じ、苦難の末、日本にやってきた唐僧鑑真和上によって建立されました。鑑真和上は日本に着いてから5年間、戒壇院での授戒を制度として確立するために東大寺で過ごしましたが、東大寺を引退された後、故新田部親王(天武天皇の第七皇子)の旧宅を賜り、そこを「唐律招提」と称し、戒院として教学の場を営むことになりました。やがて鑑真和上を支持する人々から居室や宿舎を贈られ、倉庫、食堂、講義用の講堂、本尊を安置する仮金堂などが建てられ、鑑真和上の没後も金堂や東塔が建立されました。平安時代初頭に伽藍全体が完成し、そのころ「唐律招提」から「唐招提寺」となりました。
道頓堀

道頓堀は、大阪を代表する観光スポット。煌びやかなネオンが輝く街を歩けば、活気あふれる独特の雰囲気を楽しむことができます。
有名なグリコの看板前で写真を撮ったら、たこ焼きやお好み焼き、串カツなどの名物料理を心ゆくまで味わってみましょう。
【画像:大阪 道頓堀】