大阪万博と奈良・京都を巡る、2泊3日モデルコース

2025年4月13日から10月13日まで開催される「EXPO 2025 大阪・関西万博」。万博へ訪れる際には、奈良や京都といった周辺の観光地も巡りたいですよね。このページでは、大阪万博の次の日から奈良・京都を巡るモデルコースをご紹介します。これを読んで、ぜひ大阪万博とあわせて奈良へ旅行しましょう!

所要時間
2泊3日
交通手段
電車・バス・徒歩
OPEN
大阪万博と奈良・京都を巡る、2泊3日モデルコース
Start
1日目
JR大阪駅
電車約40~約50分(乗車)JR大阪駅駅~(降車)近鉄学園前駅、徒歩約10分

大和文華館

松林に囲まれた静かな環境にある現代的な建物。主に日本、中国、朝鮮を中心とした美術工芸品を年8回展示しています。また、本館を取り囲むお庭「文華苑」では四季を通じて様々なお花が楽しめます。

基本情報
徒歩約10分

中野美術館

近代日本美術界を代表する作家の作品が展示されています。村上華岳、入江波光、梅原龍三郎、岸田劉生、須田国太郎、高村光雲など。

基本情報
徒歩・電車約30分(乗車)学園前駅~(降車)西ノ京駅

【ランチ】西ノ京駅周辺

歴史ある西ノ京エリアは、民家や田園が広がるのどかな雰囲気。駅の近くにはランチ営業のカフェが数件あるので、ゆったりとランチを楽しみましょう。また、西ノ京駅から唐招提寺へ向かう歴史の道沿いにはそばのお店が点在しています。Googleマップで気になるお店を探してみましょう。



【画像:近鉄 西ノ京駅】

徒歩約3分

薬師寺

今からおよそ1300年前の白鳳時代、天武天皇が皇后・鵜野讃良皇女(うののさららのひめみこ/のちの持統天皇)の病気平癒を祈って発願され、持統天皇が即位してから藤原京に造営されました。その後平城遷都に伴い、養老2年(718)に現在地に移されました。中央に本尊・薬師三尊像をまつる金堂、東西に2基の塔を配する日本初の伽藍配置は「薬師寺式伽藍配置」と呼ばれています。その大きな特徴は、堂塔の各層に裳階(もこし)をつけた壮麗な姿の「龍宮造り」でした。


しかしその華麗な堂塔は数次の火災にあって次々と焼失し、創建当時から現存する建造物は東塔(国宝)のみとなりました。その後、長年のお写経勧進により、昭和51年(1976)に金堂が、昭和56年(1981)には西塔が、その後中門、回廊、玄奘三蔵院伽藍などが復原造営され、平成15年(2003)には大講堂が落慶、平成29年(2017)には食堂(じきどう)も再建、創建当時の壮麗な白鳳伽藍が鮮やかに復興されました。平成10年(1998)、法相宗大本山 薬師寺は「古都奈良の文化財」の構成資産の1つとして、ユネスコの世界遺産に登録されました。


近年では、国宝・東塔の12年に及ぶ全面解体修理が行われ、令和3年(2021)2月に竣工。「凍れる音楽」という愛称で親しまれる美しい姿に蘇りました。薬師寺は、白鳳伽藍とともに国宝・薬師三尊像をはじめとする多くの文化財を継承し、1300年続く祈りを今も伝えています。

基本情報
徒歩約10分

唐招提寺

聖武天皇の招きに応じ、苦難の末、日本にやってきた唐僧鑑真和上によって建立されました。鑑真和上は日本に着いてから5年間、戒壇院での授戒を制度として確立するために東大寺で過ごしましたが、東大寺を引退された後、故新田部親王(天武天皇の第七皇子)の旧宅を賜り、そこを「唐律招提」と称し、戒院として教学の場を営むことになりました。やがて鑑真和上を支持する人々から居室や宿舎を贈られ、倉庫、食堂、講義用の講堂、本尊を安置する仮金堂などが建てられ、鑑真和上の没後も金堂や東塔が建立されました。平安時代初頭に伽藍全体が完成し、そのころ「唐律招提」から「唐招提寺」となりました。

基本情報
徒歩で唐招提寺東口バス停まで約5分
唐招提寺東口バス停から三条大路四丁目までバスで約5分
三条大路四丁目バス停から朱雀門ひろばまで徒歩で約10分

平城宮跡歴史公園

和銅3年(710年)に藤原京より遷都された平城京の中心であった「平城宮(へいじょうきゅう)」の宮跡で、1998年(平成10年)には「古都奈良の文化財」の構成資産の1つとして、世界遺産に登録されました。長期間にわたって調査や復原整備が進められており、東西1.3km、南北1kmの広大な敷地に第一次大極殿、朱雀門などが復原されています。2018年(平成30年)には5つの複合施設を含む「朱雀門ひろば」がオープンし、平城宮跡歴史公園(正式には「国営飛鳥・平城宮跡歴史公園 平城宮跡区域」)となりました。四季の移り変わりを感じられる自然の風景や、1年を通じて行われる多彩なイベントも見どころです。

基本情報
バス約20分

【宿泊】猿沢池周辺ホテル

興福寺五重塔と柳が水面に映える猿沢池の周辺には、さまざまな飲食店が充実しています。奈良名物の柿の葉寿司や茶粥はもちろん、地元の食材を使用した洋食・イタリアンなどのお店や、伝統的な町屋を改装したお店でのディナーもおすすめです。



【画像:猿沢池】

2日目

東大寺大仏殿

奈良の大仏さまで知られる奈良時代創建の代表的な寺院で、都である平城京に全国の国分寺の中心として建立されました。 大仏殿は世界最大級の木造建造物です。
天平15年(743)に聖武天皇が生きとし生けるすべてのものが栄えるようにと願い、盧舎那大仏(るしゃなだいぶつ)造立の詔を発し、 天平勝宝4年(752)に大仏さまは開眼されました。以降次々と堂塔が建造され、40年近くかけて伽藍が整いました。 都が移ったあとも大仏さまの寺として朝野の篤い信仰を集めました。
しかし、治承4年(1180)平重衡の軍勢によって大仏殿をはじめ伽藍の大半を失いました。 重源上人によって再興されましたが、永禄10年(1567)の三好・松永の乱で、わずかな建物を残して再度焼失してしまいます。
現在の伽藍の多くは公慶上人らによって江戸時代に再興されたものですが、法華堂や転害門、南大門をはじめ、 各時代を代表する国宝建造物を含む多くの文化財を伝えています。

基本情報
バス・徒歩約60分

柳の森

柳生バス停からほど近い、「柳の森」は、柳生の地名の由来となった場所です。この場所に誰かが置いた杖が柳の大木になったと伝えられており、柳生散策を始めるにはぴったりの場所。この地の歴史に思いを馳せながら、柳生の里ウォーキングを始めましょう。

徒歩約5分

旧柳生藩家老屋敷

柳生藩の財政立て直しを行った、家老小山田主鈴の旧屋敷。 豪壮な石垣がみごとで、天保12年(1841)尾張石工が築いたと刻まれています。 昭和39年作家山岡荘八氏の所有となり、氏の小説「春の坂道」(NHKでドラマ化)の構想を練った屋敷として注目を集め、氏の亡き後は、その意志により、奈良市へ寄贈されました。

基本情報
徒歩約5分

摩利支天山

柳生中学校跡の近くにある小高い丘。ここからは、柳生の町並みを望むことができます。かつては祠があり、武道の守り神である「摩利支天」が祭られていたことから名づけられました。祠があった場所には摩利支天が描かれた石のレリーフがあります。

徒歩約5分

柳生八坂神社

もと四之宮大明神と呼ばれ、奈良春日大社の第四殿比売神社を祀っていましたが、承応3年(1654年)柳生宗冬が大保町にある八坂神社の祭神素戔嗚尊(すさのおのみこと)の分霊を勧請して社殿を造営し、八坂神社と改めたものです。境内の拝殿は天之石立神社の能舞台を移したものです。

徒歩約1分

歯痛地蔵

石壁に彫られた珍しい石仏で、頬が膨れた姿から「歯痛地蔵」と呼ばれています。かつての柳生藩主が無実の罪を着せて処刑した斎藤甚蔵という男が、「三年の間に柳生を灰にする」という遺言を残し、その通りに柳生陣屋が全焼したことから、その供養のために作られたという言い伝えがあります。

徒歩約1分

旧柳生藩陣屋跡

柳生藩主の居所跡で昭和55年6月に史跡公園として整備されました。

基本情報
徒歩約5分

寝仏

柳生街道沿いに祭られた阿弥陀如来像で、木の根元に彫られた珍しい石仏です。

徒歩約1分

中村六地蔵

その名のとおり6体のお地蔵様が彫られた石で、お地蔵様の脇に彫られた日付から1501年に作られたものと言われています。柳生の村に災いが入らないための結界の役割を果たしているといわれています。

徒歩約2分

ほうそう地蔵

疱瘡よけを祈願してつくられたお地蔵さまです。右下に刻まれた、室町時代の徳政一揆をあらわした碑文が有名です。

基本情報
徒歩約20分

天乃立石神社

4つの巨石が御神体として祭られ、本殿はなく非常に簡素な造りの拝殿のみがある珍しい神社。柳生一族の修行の地であったと伝えられており、有名な一刀石の手前にも巨石が並び、神秘的な空間が漂います。

徒歩約1分(敷地内)

一刀石

芳徳寺から約700mの戸岩谷にある約7m四方で中央から2つに割れた巨石。石舟斎(柳生宗厳)が修行中に天狗と試合を行い、一刀のもとに天狗を切り捨てたところ、2つに割れた巨石が残ったという逸話が。

基本情報
徒歩約25分

正木坂道場

柳生宗矩長子三厳(みつよし)通称十兵衛(じゅうべい)が1万3千人の門弟を錬成した。

基本情報
徒歩約5分

芳徳寺

柳生家の菩提寺。本尊の左右に柳生宗矩像や沢庵和尚像が安置され、往時をしのばせます。紅葉の名所でもあります。

基本情報
徒歩約1分(敷地内)

柳生家の墓

芳徳寺の境内には柳生一族の墓地があり、本堂脇の山道を進んだところに約86もの墓石が並んでいます。森の中に大小の墓石が並ぶ様子は圧巻で、柳生一族がこの地で築いた歴史の重みが感じられます。

徒歩約10分

もみじ橋

柳生の里ウォーキングもいよいよハイライト。芳徳寺から柳生バス停に戻る途中にある朱塗りの橋がもみじ橋です。その名のとおり付近にはもみじの木が多く、紅葉の時期には川の水面に映える鮮やかな紅葉を楽しむことができます。

徒歩約10分
【ランチ】柳生バス停付近(十兵衛食堂)
バス・徒歩約50分

奈良国立博物館

仏教彫刻、仏教絵画など仏教美術の名品が多数展示されており、なら仏像館では100体近くの仏像を常時展示しています。

新館では年2回ほど特別展を開催しています。特に秋の正倉院展には全国から多くのファンが訪れます。

基本情報
徒歩約5分

飛火野

春日大社境内 飛火野は、春日大社表参道に面した広大な芝生の原。鹿が常に群れ遊び、御蓋山(みかさやま)の絶好のビューポイントです。現在は飛火野(とびひの)と呼ばれていますが、古くは春日野(かすがの)とも呼ばれ、御蓋山を仰ぐ古代祭祀の地でした。「飛火野」の名の由来は、鹿島大明神が春日の地にお着きになられた時、お供の八代尊(やしろのみこと)が道明かりとして口から火を吐き、その炎がいつまでも消えず飛んでいるように見えたことからこの名がついたとも、飛火が古代の通信施設「烽火(のろし)」の意味であるからだとも言われています。万葉の昔には貴族たちが打球(ポロ)をしたり、平安時代にも若菜摘みや花見など、春の遊びの名所として知られていました。

基本情報
徒歩約1分(敷地内)

鹿苑

奈良公園には、国の天然記念物に指定されている「奈良のシカ」が約1,200頭生息しています。「鹿苑」は、「(一財)奈良の鹿愛護会」が運営する「奈良のシカ」の保護施設です。鹿の生態や歴史について学べるパネル等の展示のほか、鹿苑に保護されている鹿を季節を通して見学することができます。

奈良公園の豊かな自然と、人と鹿との共生について考え守っていくための場です。

基本情報
バス・徒歩約20分

鹿猿狐ビルヂング

鹿猿狐ビルヂングは、奈良で創業し、300年以上の歴史を持つ中川正七商店の創業地に2021年にオープンした話題の施設。鹿・猿・狐の名を冠した3店舗が入居しており、中川政七商店の奈良本店では、日本各地の工芸品が3,000点以上取扱われています。施設内では、手織り体験など奈良の工芸に触れるアクティビティもあり、公式WEBサイトから予約できます。

【宿泊】猿沢池周辺ホテル
3日目

興福寺

南都七大寺の中で最も密接に奈良の街とつながりを持ちながら発展した寺。710(和銅3)年、藤原不比等が飛鳥から平城京へ前身の厩坂寺を移転したもので、藤原氏の氏寺として、藤原一族の隆盛とともに寺勢を拡大しました。最盛時には数多くの堂塔僧坊が立ち並んでいたといいます。また、神仏習合の影響をうけ、春日社と一体化し、時には僧兵をしたがえて朝廷へ強訴に及ぶまでになりました。1180(治承4)年、平家に焼き打ちされ、ほとんどの堂が焼失しますが、直ぐに再建されました。鎌倉時代には大和守護職の実権を握り、実質的に大和国一帯を支配していました。現在の堂塔は、鎌倉以降の建物を一部残し、広い境内に東金堂・中金堂・北円堂・南円堂・五重塔・三重塔・大湯屋・大御堂・国宝館などが建並び、仏教彫刻類は天平時代や鎌倉時代の至宝を数多く保存しています。
※中金堂は2018(平成30)年に落慶しました

基本情報
徒歩約10分

なら工藝館

日本の伝統工芸の原点を知る・愛でる

奈良の伝統的な工芸品を中心に展示、日本の伝統工芸の原点を知る・学ぶことができる施設。

奈良で活躍・ゆかりのある作家の作品を展示、販売しています。工芸制作体験や実演などのイベントも定期的に開催中。

基本情報

【ランチ】ならまち周辺、お土産ショッピング

ならまちは伝統的な商家や町家の中に話題のお店が点在する、市内屈指のお洒落なエリア。格子窓の町屋が特徴の町並みには、ところどころに「身代わり申」と呼ばれる赤い毬のような形の厄除けを見られます。ファッションアイテムや生活雑貨、陶器などのオリジナルアイテムを扱うお店も多く、特に靴下は奈良の名産品としても知られています。雑貨店やカフェ、ギャラリーなどが集まる「ならまち工房」は、お土産のショッピングにもぴったり。ぜひ立ち寄ってみましょう。



【画像:ならまちの風景】

徒歩・バス・電車・徒歩約70分

平等院

平等院は、極楽浄土をこの世に再現した寺院と言われており、世界遺産にも登録されています。何より、10円玉のモチーフとして広く知られており、その優雅な姿は一見の価値があります。宇治はかつて平安貴族の別荘地で、宇治川に沿って風情ある町並みが広がります。名物の宇治茶を味わえるカフェなどもあり、奈良から京都市街に向かう途中にぜひ立ち寄りたいスポットです。



【画像:宇治川にかかる橘橋】

徒歩・電車約45分
京阪三条駅
Goal
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