“写真映えする”『世界遺産』新・南都八景
日本各地にある「~八景」の一つ「南都八景」は、室町時代に始まり、江戸時代に定着したと言われています。
長い間、奈良を象徴する風景として親しまれてきました。
世界遺産登録25周年を記念して、東大寺、興福寺、春日大社、春日山原始林、元興寺、薬師寺、唐招提寺、平城宮跡の
最も“写真映えする”撮影スポット「古都奈良の文化財 新・南都八景」を制定するために、各資産から推薦された候補から最も人気のあるスポットを選ぶオンライン投票を実施しました。

南都八景について
室町時代、奈良の美しい景色とそれにとけこんだ風物をえらんで名づけたもので、東大寺の鐘、春日野の鹿、南円堂の藤、猿沢池の月、佐保川の蛍、雲井坂の雨、轟橋(とどろきばし)の旅人、三笠山の雪の八景をさします。
東大寺「二月堂の眺め」
二月堂の名は、このお堂で修二会(しゅにえ)が旧暦の2月に行なわれることから起こっています。
二月堂からの眺めは、早朝や昼間、夕景や夜景など、時間を問わず、また、画角を問わずに美しい景色が広がります
興福寺「若草山からの興福寺遠望」
興福寺伽藍は、建立当時と同じ場所にあります。
先人の祈りに想いを馳せながら、若草山山頂より興福寺をご覧ください
春日大社 「春日鳥居の前でたたずむ鹿」
春日大社の一之鳥居は日本三大木造鳥居のひとつに数えられています。
3月の春日祭や12月の春日若宮おん祭の際には大きな榊が立てられています。
他にも、祓戸神社近くに二之鳥居があり、鳥居と鹿の組み合わせは奈良らしい光景です。
春日山原始林 「滝坂の道」
奈良市市街地からスタートした場合に、柳生街道の前半にあたるのが滝坂の道。
滝坂の道には山岳仏教の信仰の対象となっていた石仏がたくさん残されており、今も昔も柳生街道を行きかう人々を静かに見守っています。
元興寺 「日本最古の屋根瓦」
極楽堂の北流と西流、禅室の南流の東側の屋根瓦は、丸瓦も平瓦も重なり合って葺かれ、飛鳥時代(法興寺創建)の古式瓦を伝えています。
元興寺は、使用可能な古瓦(飛鳥時代からの瓦)を集めて使用されています。
また、極楽堂西南隅、禅室南東隅には古代の軒平瓦が残っているのも注目すべき箇所です。
日本に仏教が伝来し、現代まで続く歴史を感じる事ができます。
薬師寺 「南大門付近からの白鳳伽藍全景」
東塔と西塔が並び立つ姿は薬師寺の象徴です。東塔との色彩のコントラストは現代の薬師寺を代表する風景といえます。
東塔・西塔を南から一枚の写真に収めるにはここしかありません。
唐招提寺 「金堂」
南大門からの参道の中ほどから、金堂の全景がファインダーにおさまります。
8世紀金堂建築の最高傑作で、世界で無二の名建築です。撮影の際は、空を大きめに撮るのがお薦めです。
平城宮跡 「平城宮跡の空」
平城宮跡から見る空は、遮るものがなく広く見渡すことができます。
雲にしても夕日にしても圧倒されるくらい迫力があります。
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歴史と文化が息づく古都、奈良市。東大寺の大仏や春日大社の社殿、可愛い鹿たちが暮らす奈良公園など、魅力的な観光スポットが数多く存在します。
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